アメリカのスーパーで見かける絶対食べない方がいい危険な食品

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アメリカのどのスーパーにもたいてい置いてあるきっと誰もが買ったことがあるだろうっていう食品の中に、絶対食べない方がいいものがあります。

そもそもアメリカの食品は全般的に砂糖たっぷり、塩分たっぷりのものが多いですが、今回は健康食品!と宣伝されてたりそんなイメージがあるから思わず買ってしまうっていう商品の中から危険なものを挙げています。

アメリカ生活が長くなるほどアメリカの味に慣れてしまうことも多いのでそんな危険な食品を食べ続けないように気をつけたいですね。

 

一日にとっても良い砂糖の量

これを調べてて気づいたんですが、FDA(アメリカ食品医薬品局)のサイトに書かれている一日の摂取量とAHA(アメリカ心臓協会)が勧めている摂取量が倍違うんですよね。

 

FDA…一日2000カロリーを必要とする成人の場合は50gまで

AHA…男性が36g(大さじ9杯分) 女性が24g(大さじ6杯分)

 

 

WHOによると1日に摂る総エネルギー量の5%~10%未満に抑えるべきっていうのがガイドラインで、もともと10%を5%に引き下げようとしたとき、砂糖大国アメリカの圧力があってなかなか実現しなかったそうです。ただ、世界的に健康ブームになり、欧州でも砂糖減らすって動きがあってWHOも変更したそうです。

 

っていう背景を考えると、FDAが50gまで、とかなり多めの量を推奨してるのは総エネルギー量の10%の数値ってことで、男女もわけずざっくりの数値にしておいて砂糖関連業界の反発を受けないようにしてるのかもですね。

 

ただ、アメリカ心臓協会が勧める量でないと、結局心臓に問題が…なんて心配があるので、やっぱりこっちを基準にしたほうが良さそうです。(ちなみに日本の厚生省はもっと少ない量を勧めてるらしいです)

 

ちなみに、アメリカで例えばヨーグルトの成分を見た時に、こんな風に書かれてることがあるんですよね。

これは2020年以降から新しくなったラベル表記で、糖質の量をハッキリ明確にしなさい、ってことで決まったそうです。最近さすがのアメリカでも健康志向が増えてきて、砂糖を減らしたいって思ってる人も多いんだとか。

 

 


 

Total Sugar …ミルク、果物、野菜に含まれる天然の糖分と添加糖

Includes 11g added Sugars …食品の加工中に添加される糖(ショ糖やデキストロースなど)、甘味料として包装された食品(テーブルシュガーなど)、シロップや蜂蜜からの糖、濃縮果物や野菜ジュースからの糖など

 

で、この一日の上限量というのは、added sugarの方の量で、total sugarはどれだけが上限っていうのは決まってないとFDAサイトには書かれています。

 

以前はよくわからない別名でいろいろ書いてあって、結局どれだけ入ってるのってのがうまくごまかされてたんですがもう騙せないぞってことですね。

 

なので砂糖の量を見る時は、このAdded sugarを確認しましょう。

 

 

 

 

1 ヨーグルト


アメリカのスーパーで見かけるヨーグルトはいろんな種類がありますが、大量に砂糖が入ったものがとても多くてアイスクリームより悪いものもあります。

 

もっと最悪なのが、賞味期限を延ばすために製造過程でヨーグルトに必要な菌が熱処理で殺されてしまってもはやヨーグルトじゃないっていうものまであることです。

 

 

過去にはダノンヨーグルトのActiveが健康に良いと誇大広告をうって少し高めで売り、訴訟問題になって敗訴したことがありました。

他にも、ヨーグルトにいろんなものが混じっていることもあるので成分によって体にどんな風に効果があるのか変わってくるとのこと。

 

ヨーグルトは健康だとほとんどの人が思っていて、学校のランチメニューに入ってることもあるんですが、このヨーグルト自体が砂糖がものすごく入ってて不健康なんですよね。でも学校ではヨーグルトは健康食と教えているのでこれは親がちゃんと教えないとずっと砂糖たっぷりのヨーグルトを健康だと思って食べ続けることになりそうです。

 

ということで、ヨーグルトと一言で言っても中身が全然違ったり成分も違うので、面倒ですが本当に健康なヨーグルトを食べたいならプレーンヨーグルト、それは子供が食べない!なら成分を確認して買うのが良さそうです。

 

 

2 シリアルバー/グラノーラバー/プロテインバー


 

シリアルバーなどのスナックバーが不健康な理由はほとんどに大量の砂糖が入っているから、です。

アメリカは本当に砂糖業界が牛耳ってますね。砂糖を避けること自体がハードル高いって感じです。

 

 

確かにシリアルバーやグラノーラバーは甘いものがとっても多くて「うえっ」ってなることもあるんですが、イメージが良いことや健康だとアピールしていることから購入者も多くて、Costcoに行けば大量のシリアルバーボックスが売られてるし、オーガニックスーパーのトレジョにも1本売り、ボックス売り、でかなりの種類が置かれています。

 

ということで、トレジョで売られてるシリアルバーの成分を確認してみたところ、やっぱりほとんどが大量に砂糖が入っていました。

 

実はトレジョのシリアルバー(グラノーラバーなんですが)に私が気に入ってるもの、しかも子供まで気に入ってる商品があって良く買うんですね。

 

それがこれ。


この商品のadded sugarは8g!

ってことは3本食べたら大人の私は一日の摂取量を取ってしまったことになります。

 

これ、子供が2本一気に食べたことがありました。

今後気をつけないと…。

 

 

ちなみに、この商品は甘すぎず、歯にねっとりくっつくこともなく食べやすいので砂糖の量の知識がなかったら何本も食べてしまうかも、です。

 

 

 

3 パン


アメリカのパンは食べない方が良さそうです。それはブラジル、中国、EU加盟国などが禁止しているのにアメリカ(日本も)禁止していない添加物が入ってるからです。

 

グルテンなんかよりずっと危険だと言われるのが「臭素酸カリウム」これはパンをふっくら&白くさせる添加物なんですが発がん性物質のため禁止されています。

 

日本でも山崎製パンがこの食品添加物を一度やめたのにまた再開したことで話題になってますが、発がん性物質を含んだ食品をわざわざ再開して売り出した理由は「もっとおいしいパンを提供するため」なんだそうです。

健康志向の人からしたらなんて勝手な理由!って感じでしょうね。

そうまでしなきゃおいしいパンって作れないんでしょうか。

 

 

さらに、山崎製パンとアメリカのFDAはこの臭素酸カリウムの分析法の共同研究をしてきてるんだそうです。

どおりでアメリカと日本がこの食品添加物を禁止しないわけですね。

結局製造過程でこの添加物が最終的に残らなければ消費者の健康に影響はないからOKとなったそうです。

 

 

たしかにその通りかもしれないんですが、そうまでして食品添加物を入れたいっていう姿勢が私個人的には残念だなって思ってしまいます。人間の欲ってどんどん大きくなってしまうものなんですね~。

 

 

臭素酸カリウムはPotassium bromateですが、これ以外にも使われている可能性がある食品添加物はこんなものがあります。

 

※()内は使用を禁止してる国
  • Benzoyl peroxide (EU国と中国)
  • Calcium peroxide (EU国と中国)
  • Chlorine (EU国)
  • Chlorine dioxide gas (EU国とオーストラリア)
  • Azodicarbonamide (シンガポール、EU国、オーストラリア)
  • Potassium bromate ( EU国、カナダ、中国、ナイジェリア、ブラジル、韓国、スリランカ、ペルーなど)
  • Calcium bromate (EU国、カナダ)
  • Nitrogen dioxide (EU国とオーストラリア)
 

もう調べるのがめんどくさいので食べない方がいい、またはホームベーカリーで作るのが良いって感じですね。

 

 

4 野菜のスムージー


 

市販で販売されている野菜のスムージーは野菜コーナーに並んでいますがやっぱり砂糖がたくさん追加されてることがあるので気をつけないといけません。

 

しかも製造過程で大事な成分が落ちてしまうこともあるそうなので、本当に野菜の栄養素を取りたいのなら手作りがやっぱり一番とのこと。

 

 

 

5 野菜チップス


野菜だから大丈夫、とか野菜摂りたいから…と思わず買ってしまったことは確かにあるし、他のお母さんが子供のおやつにあげてるのも見たことがありますが、これは普通のポテトチップスあげてるのと全然変わらないそう。

ポテトチップスもよく考えれば野菜チップスですが、ニンジンやほうれん草などの野菜チップだったとしてもチップスに加工されるとき、ビタミンや植物栄養素の多くが破壊してしまうため、野菜だからと食べる意味がありません。

野菜だから…なら野菜をそのまま食べたほうがもちろん良いってことですね。残念だけど塩分なんかも心配です。

 

 

6 ドライフルーツ

日本で購入する場合は甘さが控えめなものが多いですが、アメリカで購入するときは気をつけないとものすごい砂糖の量が入ってることがあります。

 

もちろんアメリカでも砂糖なしのドライフルーツも購入できますが、例えば成分表を確認しないでウォルマートでオーガニックじゃないgreat valueのドライマンゴーを買った場合、6切にadded sugar21gと書いてあるのでほぼ一日の上限を取ってしまうことになります。


 

Targetブランドだとunsweetenedと書いてあるものを選ばないと11gの添加糖なので一袋食べきってしまうと一日の砂糖の摂取目安の2倍とってしまうことになる上にこの製品はカリウムが含まれていません。


カリウムの有無も商品によって違うので、同じマンゴーと思って買っても健康かそうじゃないかは全然違ってしまうので気をつけないといけないですね。

 

 

7 トルティーヤ


小麦粉のトルティーヤはフラットブレッドと呼ばれてあちこちのカフェやサンドイッチショップ、ファーストフード店で「wrap」として売られています。

 

このwrapの中には、一見野菜がたっぷり入っててとってもヘルシーに見えるものもあるんですが…。

このフラットブレッドはパンよりも大きさが大きくてカロリーが高く、加工してあるためナトリウムやトランス脂肪酸など不必要で不健康な成分が追加されています。

 

 

 

8 グルテンフリーのパン


 

グルテンフリーのパンはあちこちで見かけますが、ビックリなことに普通のパンより不健康な場合があります。

栄養と医学の専門家のチームによって行われた新しい研究によると、グルテンフリーの食事の一部として小麦、大麦、ライ麦を避けることは、アレルギーがなければ実際には健康になるよりむしろ健康に害を及ぼす可能性があるのだそうです。

 

 

病気やアレルギーなどのない健康な人が流行ってるから、なんとなく体に良さそうだから…とグルテンフリーダイエットをした場合、健康的な全粒穀物の体内への摂取を制限してしまいます。

British Medical Journalによると全粒穀物の摂取は、冠状動脈性心臓病のリスクと心血管死亡率に反比例することがわかっているので、接種制限することは健康になることと反比例していることになります。

 

健康な人はグルテンフリーダイエットはしない方が良さそうですね。

 

 

9 スポーツドリンク(ゲータレードなど)


このスポーツドリンクはとても気をつけないといけない食品です。普段スポーツドリンクを飲まない人も風邪をひいたりしたときに飲むことがあるかもしれません。

 

 

アメリカだと子供が病気になった時に水分を取るようにと、スポーツドリンク(ゲータレード)を勧められることがあります。

でも私は個人的にゲータレードが好きじゃありません。毒々しい色、不自然な甘み、どうして医者がこんなものを勧めるんだろう…と思っていました。

子供も数回飲んだことがありますが、好きじゃないようでもう飲みません。

 

スポーツドリンクが危険なのは糖分が多く含まれることに加え、人工甘味料が使われてたり着色料が使われていたりするためです。

 

 

medicalnewstodayの記事によると、ゲータレードは失われた電解質を補うこともあるけど決して健康的な飲み物ではないので、日常的に飲むと肥満や2型糖尿病などの特定の健康状態のリスクが高まる可能性がある、とのこと。そりゃヤバいじゃん。

さらに他の記事には「kidney disease」の危険性も書かれていました。腎臓病のリスクまで…。

 

エナジードリンクも私は絶対に飲みませんが、大量に砂糖とカフェインが入ってるだけの不健康な飲み物で避けた方が良いと思います。極端な例ですが飲み過ぎて死んでしまった人もいます。

 

 

お医者さんは、子供の病気のときゲータレードをお勧めするなら、普段はあまり飲まない方がいいけど、みたいな一言も付け加えてくれると嬉しいなと思います。

医者に勧められたから健康な飲み物、みたいなイメージがついてしまいますよね。

 

 

日本でもポカリスウェットがあって、私も子供の頃によく飲みましたが、ポカリの砂糖の量を知ったら飲めなくなってしまいました。味が好きでアメリカでも流行らないかなぁなんて思ってましたがアメリカじゃあゲータレードがスター的な存在なので勝ち目はないのかもしれません。

それでも日系スーパーで見つけて買ってましたが、やっぱり砂糖の量を知ってしまってからは飲まなくなってしまいましたねぇ。病気になってどうしようもない…水じゃちょっと…ってときしか飲まないだろうなって感じです。

 

 

10 ファットフリー商品


 

アメリカで注意した方がいい一番のものはこれじゃないかと思います。

シュガーフリー、ファットフリー商品はかなり危険です。その代わりにとっても体に悪いものが入ってる可能性が高いからです。

 

 

例えばシュガーフリー商品。

私は10代の頃、日本でダイエットコーラを飲みまくってました。

おなかが膨れるしカロリーないし、ダイエットに最高!みたいな浅はかな考えからだったんですが、今思えばもっとマシな選択できなかったかなぁって感じです。

 


 

こっちで飲食店に行くと砂糖の容器にzero calorie sweetnerが入ってることがよくあります。アメリカでは糖尿病など糖質制限しなくちゃいけない人が多く、米国心臓協会(AHA)と米国糖尿病学会(ADA)も砂糖の代わりにこのzero calorie sweetnerを使うことを許可しているからなんだそうです。

 

 
とはいえ、このゼロカロリーの甘味料を使うことは何がリスクなのかというと、大量に使うこと、日常的に使うことで、「飲み物はゼロカロリーだったからケーキ食べよ」とか使い過ぎて甘みに慣れ過ぎてしまい、フルーツなどの自然な甘みが物足りなくなり、味覚が変化する、ことです。
 

 

つまり肥満や心臓病、糖尿病のリスクになる糖質やカロリー制限の根本的な問題解決になってないってわけですね。一時的に騙してたのが一生続く、みたいな感じです。

もっと悪いことに、本来健康的で栄養のある食べ物を物足りないと感じて、人工的に味付けされた食品を好きになってしまうんですね。

 

 

ちなみに人工甘味料はFDAが承認してるのはこれらの甘味料です。
  • サッカリン
  • アセスルファム
  • アスパルテーム
  • ネオテーム
  • スクラロース
 

その他天然低カロリー甘味料であるステビアも承認しています。このステビアはトレジョでもいろんな種類置いてますが、こういう人工甘味料にももちろんリスクがあるので、使い過ぎはよくないと思います。

 

私がダイエットコーラを飲みまくっていた時期は、こういう人工甘味料も「なんて画期的な!」みたいな気持ちで使ってましたが途中でだんだん甘いもの好きになっていってることに気付きました。それに「カロリー取ってないからケーキ食べよ」もあったので、これは本当に危険な傾向だったなって思います。子供には絶対に勧めたくないですね。

 

 

そして健康だと思ったらとんでもない…のがファットフリー商品です。

これは大手メーカーが製造中止したりしたこともある避けた方が良い食品です。

 

有名なのは、laysチップスを販売するペプシコ社が出した「wow chips」っていうもので、これは肥満を気にせずチップス食べまくれる!やったぜーとアメリカ人に大人気になって4億ドルも売り上げたことがあったそうですが、このポテトチップスをファットフリーにできたのは「オレストラ」という成分が入ってるからで、このオレストラは世界中のいろんな国が禁止している危険な添加物で知られています。

このオレストラを取ると、体内に脂が吸収されないんですが大切なビタミン類などの吸収を妨げてしまい、さらに腹痛や便がもれてしまうという副作用があります。

 

そして消費者からそういった苦情などがあって、このオレストラを使ったファットフリー商品ブームは去っていきました。

ただ、この手のお菓子を作ったのがペプシコ社やケロッグ社など超大手だったことを考えると、やっぱり何でも大手だから大丈夫なんて信用してしまうのは危険だなと感じます。

 

世界各国で禁止となったオレストラをFDAが一度承認しているのも驚きですが、これが未だにアメリカでは禁止になっていないので、もしかするとどこかでオレストラを使った商品を食べてしまうこともあるかもしれません。オレストラはファットフリー商品に使われるので、ファットフリー商品を避けるのが良いと思います。

 

ダイエットは楽して、より健康なものを食べて運動するってのが一番ですね。

 

 

 

 

 

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