アメリカ歯科保険なし!虫歯も親知らず抜歯も約1万円強。私が日本よりアメリカの歯科治療を選んでしまう理由。【費用・場所・技術】

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みなさんこんにちは。アメリカの歯医者さんといえばとにかく高い!というイメージがありますよね。歯科治療は絶対日本で済ませてから行くって人や、帰国したら必ず歯医者に行くって人もいるんじゃないでしょうか。

私も数年前までそういう人だったんですが、今回の体験で『歯医者はアメリカ』と思うようになりました。

決定的な理由は、技術と費用、です。

 

費用、、っていうとアメリカの異常に高い医療費や歯科治療費のことを考えると矛盾してるじゃん!と思いますが、いろいろリサーチすれば技術が良くて妥当な費用の歯医者さんはあります。

しかも、私は離婚後歯科保険に入ったことがありません。

 

 

そして、歯医者は4つくらい転々としましたが、、その結果『わざわざ歯科治療を日本でしなくていいじゃん』と思うような結果になりました。

 

今回はその歯医者さんでの出来事や治療費などについて体験談を共有したいなと思います。

 

保険ないし、歯医者はとにかく日本で済ませたい!と虫歯を放置している方の参考になると嬉しいです。

 

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アメリカの歯科いろいろ


 

アメリカで歯医者に行く!って聞くとまず『治療費がめちゃくちゃ高いんだよね!?』って話になります。

 

 

たぶん歯医者さん以外でアメリカの歯医者の話題ってほとんど『費用』とか『保険』とかがまずベースになってくるんじゃないでしょうか。

 

 

皆さんもいろんな記事で『アメリカで歯医者に行くと簡単な虫歯治療で何千ドル取られることもあります』とかいうのを読んだことがあるんじゃないかと思います。

 

『アメリカで歯医者行ったら帰国できるくらいの額取られるから、日本に帰るまで待って治療した』って話も聞いたことがあります。

 

 

でも、今となっては『それってリサーチ不足かもよ…?』って思います。

 

 

今回の歯科体験もそうですが、アメリカって(アメリカって一つにひっくるめて言うのも乱暴すぎですが)同じ業種のサービスでも『ナニコレ費用が全然違うじゃない?』ってことも多いし、『アメリカのサービスってほんと雑!』ってことも当てはまらないことが結構あります。

 

 

 


歯科以外では、例えば車の修理。ディーラーでの修理は高くて当然ですが、チェーン店も意外と高い。しかもチェーン店の場合は、必要ない修理までお勧めされることもよくあるので(特に車の知識なさそうな私のような女性の場合)何を今修理しておくべきかがよくわからなかったりします。

 

 

私が過去一良かったのは地元でひっそり営業してるような修理工場。特にファミリービジネスなんか良いです。『そんなの怖くて行けないよ!』という人もいると思うし私もそうでしたが、私が一度車から異音がして『ベアリング交換』が必要とわかった時、この地元の修理工場の費用見積もりはディーラーの3分の1。

 

もちろんググったりでレビューチェックはしますが、見積もりだけでもいろいろ聞く価値はあります。

 

結局その地元の修理工場は安かっただけでなく、技術もあり、ファミリービジネスのためとてもフレンドリー、しかも今必要かそうでないかも正直に教えてくれる、っていう信頼できる場所になったので、それから私は車の修理のたびにあちこち検索して回る必要がなくなりました。

 

 

 

 

今回の歯科もそれとまったく同じ。

 
ハッキリ言ってアメリカで上手く立ち回ろうと思ったら『リサーチが全て』と言っても過言じゃないと思います。
 

 

 

歯科治療費は歯科によって全然違う


ということで、歯科経験の話に戻りますが、私がアメリカで初めて歯科に行った理由は日本でしたroot canal treatment(根幹治療)でつけた詰め物が取れたこと。

 

この時、保険に入っていたため、治療費は実費で確か150ドルくらい

 

 

その後離婚してから保険はなくなり、入るつもりも特になく日が過ぎていきました。

 

そして2~3年後に歯が痛くなりヤバイ、と思って思い出したように歯科に行った私。(本当に定期メンテしないといけません)保険なしだったため、様子見で歯科初回クーポン(よくDMでもらう新規患者初回いくら、とかのやつです)を使って評判の良い歯科へ。

 

 

 

そこで必要になったのが詰め物のとこの再治療。クラウンにした方がいいよってことでその治療とついでに虫歯2本見つかったためその治療。

 

保険なし、全部で費用は約850ドルくらいでした。しかもこれは期間限定のプロモーション価格で、それを過ぎると1125ドルとのこと。でも見積書には税込み全額2191ドルってなってるんですね。Σ(゚Д゚)

 

 

気になる方のために、、この歯科のdiscount前の金額例です。

Crown-Porcelain / ceramics    $1387

Pulp Vitality tests $72

Prefab. post and core in addition to crown $ 439

 

 

この時私は、『アメリカで虫歯2本とクラウンでこのくらいだったらいっか』と思ったため即決して治療終了。

ただ、ここには2回通ったんですがレシート見ると2回目に425ドル取られている。。

当時説明があったはずだけど覚えてなく、この425ドルには詳細が書かれていない…。怪しい。。。

トータル1275ドル払ったことに。この歯科医はとても綺麗でレビューは高いものの、胡散臭いのでそれ以来行かず。

 

 

 

 

そこからは『メンテしなきゃな』と思ったものの、時間があっという間に過ぎていき、翌年帰国の際に歯医者に行くことに。

 

日本の歯医者さんでは『親知らずが虫歯になりそうだからしっかり磨いてね』と言われてアメリカへ戻りました。

本当は親知らずの抜歯をしていきたかったけど、時間もなくてできず、その後アメリカに戻ってからも『親知らず抜きたいなぁ』と思いながら時間が過ぎていきました。

 

 

 

そんな中、子供の歯科検診しなきゃってことになり、引っ越しもしたため再び歯科医を探すことに。

歯科ってなぜかほとんどレビューが高いのばっかなんですよね。なんか信用できないので、電話で聞いてみることに。

 

その時に言われた驚きの価格比較はこちらです。

 

1件目『保険なしで初診とクリーニング、レントゲンでいくらですか?』『一番安くて394ドルです。』

2件目『うちは99ドルです』

3件目『お子さんなら、保険なしでうちは60ドルです』

4件目『25ドルですよ。クリーニングはなしです。』

 

 

なんと、たった4件聞いただけでこんなに違うんです!そもそも初診とクリーニング、レントゲンで394ドルって何!?冗談なの?

 

まぁこの値段払ってやる人はまずいないだろうけど(保険会社に請求する額なのかな)保険なしの価格はこんなに違いました。つまり、それぞれの歯科のさじ加減で決まりはないってことですね。

 

 

しかも25ドルのところは、レントゲンもクリーニングもなしなので、歯医者さんがチェックしただけ。

大人の値段は60ドルだったため、何かイマイチだし、ということでここも一回きり。

 

 

 

 

その後、新型コロナが始まってしまったので外出できず。ところがそのタイミングで子供の虫歯を発見(;´Д`)

さすがに放置できないので、再び歯科を探すことに。

 

今回は保険なしの人に理解ありそうな(?)アジア系でまずは探して見ることにし、連絡を取ったところ、保険なしで30ドルとのこと。こちらの歯科は新規店舗のようでとても綺麗。しかもレビューは満点。対応もいい感じだったので行ってみると、期待を裏切らずスタッフは感じがいいし内装もとても綺麗。韓国系の若い歯科医さん。

 

こちらでレントゲンと検診を受け、30ドル。ちなみに大人も同じ料金。そして帰りには治療プランの見積もりを歯のイメージ画像つきでもらいました。(1000ドル以上払ったとこはレシートだけ)

 

子供の虫歯が歯と歯の間にできちゃったもの含め、3本も治療する必要があり、恐る恐る値段を聞くと、1本100ドルとのこと。

結果300ドルで治療終了。

 

 

それから半年後の定期健診時、今度は私も一緒に検診を受けることに。

本当は日本帰国時にまた行こうと思っていて、親知らず抜歯もその時しようかと考えてたものの(コロナで無理かも?)親知らずが完全に虫歯になっててヤバイ状態のため行きました。

 

予想通り、虫歯になっていて抜歯を勧められたこと、でもそれ以上にビックリしたのが次の二つでした。

 
  1. 一つは、昔日本で根幹治療し、その後2件歯医者をめぐることになったこの歯が何だかヤバいことになってること。
  2. もう一つはなんと夜中の歯ぎしり(grinding)で歯がかなり欠けてしまっていたこと。
 

 

まず、1に関して、友達に話したところ、

 

 


『それ、日本でやったんじゃない?日本で根幹治療すると上手くいかないって今うちの会社で話題になってるよ』

 

とのこと。

 

 

えー!と思って調べると、日本での根幹治療の成功率は30〜50%とのこと。またこちらにも書いてありますが、日本で根幹治療すると再治療になるケースが多いとのこと。それは歯科医の技術というより保険治療の制限のせいのようです。

 

 

 

そして、2に関してもコロナの影響でストレスがたまり、夜中に歯ぎしりして歯が欠ける人が急増しているのだそうで…!

 

 

 

これはかなりショックでした。。歯科医が奥歯の映像を見せてくれたとき、とっても黄色かったのでstainだ!と思ったら、歯ぎしりでエナメル質が書けて中の象牙質がむき出しになってるとのこと。。。。。。。

確かにコロナ過のストレスは大きかったけど、でも歯ぎしりしてるなんて、しかも歯ぎしりで歯が欠けてるなんて想像もしてませんでした。

 

 

どっちにしても私の歯たちは大変なことになっているようで。

 

 

 

1の根幹治療部分に関しては、「様子をみてみましょう、もしかするとクラウンを外してインプラント治療をした方が良いかもしれません。」と言われてしまいました。

 

インプラント治療するなら費用は日米大して変わらないし、アメリカの方が技術が高いと言われるのでアメリカでやりたいなぁ。

 

 
これを機にいろいろ調べた結果、日米の歯科治療の差というのを感じてしまったことで、「安いからわざわざ日本で治療を受ける」という選択がなくなりました。というより日本の「良いはずの」健康保険制度が歯科治療に関しては足かせになってるようですね。
 

いくら費用が安くても何度もやり直しになったりするんじゃさすがに困るな…。

 

 

 

そして、私の治療費はというと…

 

親知らず抜歯…$150

虫歯予防(フッ素など)…$80

 

 

ということで抜歯代は保険なしなのに150ドルでした。

 

保険なしでこの金額なのでかなり良心的じゃないかと思います。

 

 

まだ治療を受けてないので受けたら更新しようと思いますが、とりあえず親知らずの抜歯をした人のレビューも高評価、根幹治療やインプラント治療をした人からも高評価(これは数年間わからないかもですが)なこと、ドクターの評判が良い事、リピーターが多いこと、などから技術での心配はあまりしてません。

ちなみに子供が虫歯治療を受けてますが、全く痛くなかったと喜んでました。

 

 

もう一つ、歯ぎしりに関しては、睡眠時用の「デンタルナイトガード」をつける用に言われましたが、歯科でカスタムメイドを作ると高いので、まず市販のもので合うかどうか試してみてください、と良心的なアドバイスももらいました。

 

 

実際に薬局で購入した一番良いブランドを試してみています。これも良かったら紹介したいなと思います。

 

 

 

まとめ

アメリカで歯医者さんに行ってもいつでもどこでも簡単な治療で何百、何千ドルも取られるわけじゃありません。

 

さらに、保険なしの実費でも良心的な価格で治療をしてくれるところ(技術も伴う)はあります。

 

ただ、探すまでが大変、というだけかなと思います。

 

今回の歯医者さんの他にもたぶんリサーチしまくれば良い歯医者さんが見つかると思いますが、今のところこの歯科は家から近いし、スタッフはものすごく感じが良く、院内はとても綺麗で器具も新しい、評判も良い、しかも費用が良心的ってことで変える必要がありません。

 

歯医者は今後、アメリカにしようかな。

 

 

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