お騒がせセレブのキム・カーダシアンも今や39歳。かつては『有名なことで有名なセレブ』と皮肉られていたカーダシアン家の姉妹たちは今やビューティービジネスで大成功しています。その中でも末っ子のカイリー・ジェンナーはアメリカのティーン達に絶大な人気がありますが今やビジネスで大成功し最年少ビリオネアになっているのです。そんなカイリーは昔いじめに遭っていたそうですが…。
カーダシアン家とは

カーダシアン一家は娘5人、息子1人の大家族。アメリカのリアリティー番組『Keeping Up with the Kardashians』(カーダシアン家のお騒がせセレブライフ)で有名になった一家。
特にその中でも有名だったのがキム・カーダシアン。そして今は世代交代しつつあり、ケンダル・ジェンナー、カイリー・ジェンナーが大活躍しています。
まずクリス・ジェンナーとロバート・カーダシアンの間に生まれたのが
コートニー・カーダシアン(長女)
キム・カーダシアン(次女)
クロエ・カーダシアン(三女)
ロバート・カーダシアン(長男)
の4人で、ロバート・カーダシアンと離婚し、再婚したブルース・ジェンナーとの間に生まれたのが
ケンダル・ジェンナー(四女)
カイリー・ジェンナー(五女)
女の子が5人もいて、みんな美人。(クロエは…という人もいますが)モデル並みのルックスで、私生活をさらけ出し、本当のドラマのようなトラブルやゴタゴタがリアルに起こるので常に注目の的の一家なんですね。
例えばコートニーは子供が3人いますが、その父親スコットとは結婚しておらず。スコットは浮気や問題行動を度々起こして結局二人は完全破局。

キムは元カレとのセックステープが流出したり、2度目の結婚相手のクリスとは72日で離婚届を出し、その後長年の友人カニエ・ウェストと結婚。パリでは強盗に遭い、10億円以上の金品を盗まれたりとゴシップが絶えません。

クロエは友達ができず高校中退、出会って1か月でNBAプレーヤーのラマールと結婚し、その後離婚。NBA選手トリスタン・トンプソンとの間に娘ができるもトリスタンはクロエの妊娠中に浮気。さらにその後は妹の親友と浮気して二人は破局。

ロバート(ロブ)・カーダシアンは唯一の男性で、正直唯一カーダシアン家の中でうまくいっていない印象。父は有名弁護士だった荷が大きかったのか、話題といえば有名女優や歌手、モデルとの恋愛。モデルブラック・

ケンダル・ジェンナーは抜群の容姿と一家のコネであっという間にトップモデルになり、2017年にはフォーブス誌により『the world’s highest-paid model』と呼ばれ、2015年の年収は4億円以上。恋愛は秘密主義のため明かさないクールでシャイな性格。それでもインスタフォロワーは1億2千万人と注目度は高く妹とともに絶大な人気を誇る。姉妹の中で唯一子供がいない。

カイリー・ジェンナーは現在22歳ですが、既に一児の母。子供の父トラビス・スコットとは結婚しておらず、去年破局。恋愛より、ビジネスで大成功していることの方が有名。2015年立上げの『Kylie cosmetic』はあっという間にトップブランドに。

唇の整形をしたことでも知られ、その唇に憧れる女性も多く、リップキッドは爆発的な人気に。
フォーブスで23歳でビリオネアになったマークザッカーバーグを抜いて、史上最年少のビリオネアになったと発表される。ただし、900万ドルでギリギリ外れそうになったとき、コメディアンのジョッシュ・オストロフスキーが募金サイト『gofundme』でカイリーをビリオネアにするための募金をつのる、などして世間から賛否両論の声が上がったり、『self made』のビリオネアという謳い文句に、フェイスブックを立ち上げたマークと、生まれた瞬間から有名で金もコネもあった彼女を一緒の『self-made billionaire』と呼ぶのはおかしいとの声も。
さらっと書いてもこれだけそれぞれにドラマの多い一家なのですが、一番すごいのはやはり、母クリスの2番目の夫であり、ケンダルやカイリーの父親である男らしかった『ブルース・ジェンナー』が性同一性障害で女性に性転換したこと。

そのため、カーダシアン家にはロブしか男性がいないことに…。
こんなドラマの多い一家はハリウッドスターといえどなかなかありません。
カイリーの過去と今

カーダシアン家のお騒がせセレブライフを見ていた人はカイリー・ジェンナーが幼いころは、割と『普通の容姿』であったことを知っていると思います。
普通、といっても可愛い事は間違いないのですが、唇は今よりずっと薄くまゆげも細かったので、印象はかなり違います。
カーダシアン家のプチ整形は普通にリアリティー番組の中でも見られましたが、カイリーは唇を厚くしたことで圧倒的に人気が出たのではないでしょうか。
この唇がカイリーをビリオネアにしたのだと私は思います。
いじめに遭っていた時代とは
クールなトップモデルとして大活躍のケンダルに対して美人だけどちょっとタイプの違うカイリー。そんなカイリーはインスタで過去にイジメがあったことを告白しています。https://www.instagram.com/p/BnkDyzklQ7B/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=embed_video_watch_again
『みんなの半数が私は変な奴だと思ってる、そして半数は私のことを面白い子だと思ってる。
でも私は9歳の時からイジメにあってたの』
『時には世界中からイジメられているようにも感じた。』
『そしてここまで乗り越えてきたのはよくやったと思ってるわ。でもイジメる人ってそこら中にいるの。だからこのスナップチャットでちょっと言いたいなって。今いじめに遭っている人へ、本当に大事なのは他人がどう思うかじゃなくあなた自身の考えよ。絶対に変えないことね。』
この動画は姉のケンダルが涙ながらにシェアしたもので話題になりました。
ケンダルもカイリーも高校を中退。幼い頃からリアリティー番組に出ていた一家はみなにプライベートを知られています。カイリーは今となっては信じられないのですが、『容姿』でいじめを受けていたのだそう。
カイリーの唇はもともと薄かったのですが、初めてキスした男性からは『こんなに小さい唇だからキスが上手にできると思ってなかったよ』と誉め言葉(?)のつもりか、言われたそうですが本人はとても傷ついたのだとか。
薄い唇でいじめられるようになったカイリーは、化粧品でなんとかごまかそうとするも化粧品ではごまかすことができない…
そしてついに整形してこの悩みを克服したのでした。
整形がすぐにできる環境にあったことも救われたことかもしれません。でも何の悩みもなさそうなセレブたちにも深刻な悩みはあるんですね。
ビューティービジネスで成功するまで
カイリーコスメティックス

自分のコンプレックスを逆手にとってビジネスで大成功する、という点では本当に飛びぬけているとしかいいようのないカイリー。
カイリーが美容業界に入ることになったのは2014年。『Seed Beauty』という急成長中のビューティーカンパニーとともに、カイリーのトレードマークにもなった唇にフォーカスしたリップスティックとリップライナーのキットを販売することに。
このSeed Beautyは最近5分で売り切れた『セーラームーンコラボ商品』を発売した『Colourpop』の商品を作る会社。ティーンや20代に絶大な人気があります。
そんな会社とのコラボ商品であるリップキットが2015年11月30日にULTAで29ドルで販売開始。カイリーがULTAの店舗の一つにプロモーションに現れたこともあり、リップキットは飛ぶように売れていき、始めの6週間で54.5万ドル(60億円近く)も売り上げたのだそう。
『Kylie lip kits』から『Kylie Cosmetics』に変更し、メイクアップ全般の販売が開始。もともとの知名度の高さであっという間に人気が出てたった数年で美容業界のトップの仲間入りをしました。カイリーのブランドの商品は値段も高級ブランドのような値段ではなく、リキッドリップ1本29ドル、グロス16ドル、とちょうどターゲット層の若い女性たちが手が出やすい値段。

カイリー自身が広告塔にもなっているし、カイリーが最終的に選んだカラーのため、彼女に憧れるファンはリピートして買い続けているそう。
カイリーの商品は返品がとても少ないということなので、客の満足度が高いようです。
そうしてインフルエンサーでもある自分や姉妹たち、友人たちからファンなどがどんどんSNSで広げていき、ビジネスは大成功。
フォーブス誌はカイリーコスメティックスは少なくとも900億円以上の資産価値があるとみていて、その会社はカイリー1人のもの。たった22歳で莫大な資産を築き上げてしまったのは、たとえ知名度がもともとあったとしても凄いです。
現在のカイリーの生活
https://www.instagram.com/p/B9Z31U0Hdtj/?utm_source=ig_web_copy_link
現在のカイリーは2歳になったストーミーちゃんとの生活を楽しんでいるよう。
娘の誕生日にはなんとこの日のためだけの遊園地「ストーミー・ワールド」をオープンするというスケールのでかさ!
https://www.instagram.com/p/B8FXtM-nd5w/?utm_source=ig_web_copy_link
そしてカイリーコスメティックスの商品の中にも娘の名前である『Stormi』という商品があるところから、娘を溺愛している様子。
若い母親なのでストーミーちゃんが成長しても姉妹の様にショッピングする姿が想像できますね。
親の資産でなく自分の力で莫大な資産を築いてしまった22歳のシングルマザー。
環境が良かったとはいえ、そこに甘えずビジネスを立ち上げて前に進んでいるのはたくましいです。
コメント