仕事に本気で取り組む場合、ある程度の犠牲や妥協は誰にでもあるものだけど、今回のようなハリウッドスターの本気はそのレベルがぶっ飛んでいます。役になりきるために性格や見た目をガラッと変えてしまうわけだから相当な犠牲を払わなきゃいけない場合もあるんじゃないでしょうか。まぁそれによって大金稼いでるんだから仕方ないんじゃない、と思っても誰もがこんなことできるわけじゃありません。
そこで、今でも語り継がれる、仕事のために劇太りや老化など、見た目を激変させたド根性の持ち主のハリウッドスターをまとめてみました。
ハリウッドでは激変してでも役作りしないと役がもらえない
ハリウッドでは俳優さん、女優さんはびっくりするくらいのプロ魂を見せてますよね。男性も女性も役作りのために劇ヤセ、劇太りするなんてよくあること。
特に女性で劇太りしたのが話題になったのは「シャーリーズ・セロン」と「レニー・セルウィガー」特にシャーリーズ・セロンはものすごい美人なのに顔も全く別人のように変わって大騒ぎになったので知っている人も多いと思います。
女性がわざわざ醜くなるような努力をするって精神的に相当な強さがないとできません。世の中のほとんどの女性がいろんな意味で美しくなりたいって思うものですもんね。
シャーリーズ・セロン 13kg増量

私も好きな女優さんの一人なので衝撃を受けました。だって完全に別人ですよね。
この人は特にものすごい美人なので衝撃が大きかったです。
もともともシャーリーズ・セロンといえばこちら。

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シャーリーズ・セロンが演じたのは映画「モンスター」の連続殺人鬼!本当に怖い外見でしたよね。このためにドーナツやチップスを食べて太ったそうですが、アメリカには太れる食品はいくらでもあるので簡単でしょうね。スーパーに売っているチップスの袋なんて日本じゃ業務用です…。アイスもバケツに入ったものもあるくらいだし、大家族が多く大きな冷蔵庫があるアメリカならではでしょうか。
とはいえ太るのはやっぱりかなり勇気がいります。太るのは簡単だけど痩せるのめっちゃ大変ですもんね。
私が太らなくちゃいけなくなったらアイスを食べまくりたいなぁ。(でもアイスの食べ過ぎで亡くなった人もいるから怖いけど。。)
シャーリーズ・セロンはもともと本格的なプロ魂の持ち主で、彼女がまだデビューしたてくらいのときには、監督だかお偉いさんとの枕営業があたりまえのようになっていた中、誘われた彼女は新人にもかかわらずピシャリと断り「実力で出るわ」と言ったそう! 彼女は綺麗なだけではなく本当にかっこいいと思います。

そして撮影が終わってからまた美人の素の姿に戻りましたが、太った時の様子とあまりにも違うのでより一層綺麗に見えました。
シャーリーズ・セロンはこの映画での迫真の演技が評価され、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞で主演女優賞を獲得。もう誰も彼女に枕営業なんて話しないでしょうね。
そして、この時だけじゃなく映画『Truly』のときは約23㎏太ってます。

ここまでしても役を演じるってもう類をみないレベルですね。
ほうれい線がどーの、とか目じりのシワがどーの、とかシワばっか気にしてるのがアホらしく思えますね~。
レネー・ゼルウィガー 13kg増量

「レネー・セルウィガー」は有名な「ブリジットジョーンズの日記」の役のために13kgも増量。しかも2回もこのために太っているんですよね!
2回も13kgって太れますか!?絶対無理ですよね!
でもこの役は彼女にしか演じられない役だと思うのでそこまでしてくれてありがとう!という感じですね、映画の視聴者的には。
レニーの場合は栄養士をつけて健康的に太ったそうです。
アメリカではセレブ達が自分の専属のトレーナーや栄養士をつけることはよくあることです。産後のダイエットにこういったトレーナーがアドバイスをするので、健康的に早く痩せたりできるわけですが、そうはいってもやっぱり痩せるのは大変!そして太ると美人だった顔が変わっていくのも女性としてはつらいですね。
さらにこちらは最近のレネーさん。映画The Thing About Pamの撮影のため、役作りしてますが全然別人になってる!!と驚かれてます。
今回の役は実在する殺人犯のPam Hupp。保険金目的で友人を殺害した女です。

ただ、今回は食べて太ったんじゃなく、この特殊なボディスーツを着てメイクやらで変身してるとのこと。
レネーさんでないとできない役なのかな?

見た目が激変したといっても、その殺人犯の行動を真似しなきゃいけないので仕草やら表情やらどんな風に演じるのか注目ですね。
ジョージ・クルーニー 15kg増量

他には劇ヤセしたセレブというと私も大好きな今幸せ絶頂のジョージ・クルーニー。過去に「シリアナ」という映画でCIAの工作員を演じるために15kgの増量をしたのですが、この時は映画で脊髄損傷までしてしまったようです。それは増量のためでしょうか。きっと15kgも重りがつくと動きなんて相当変わってくるでしょうから大変ですよね。
この映画でジョージ・クルーニーが助演男優賞を受賞したというのはとてもわかります。
本人にとってはあのかっこいい姿が太ったおっさんになってしまうわけだし、全然楽しくないとは思いますが。
最近では美人弁護士の妻アマルさんに似合うようなかっこいいジョージばかりが見られていますが、もう奥さんに釣り合わないような激太りはしないでしょうね(笑)
マット・デイモン 13㎏増量

マット・デイモンも映画「インフォーマント」のマーク役のために13kg太ってイケメンだったのが見事におじさんになりましたよね。役では付け髭もつけていたので見た目は完全に別人。
マットはビールやらいろんなものを食べまくって太ったそうですが、お腹周りにでっぷりとついた肉は色白な体にはかなり醜いですが、さすが俳優魂!マット・デイモンは俳優としても監督としても活躍していますが、誰もが認める実力はこういうことが普通にできるところにあるんでしょうね。
ハリウッドでは女優、俳優ならなんにでもなれ!太るくらい何でもない!というのが常識なようです。
いくら名声のある俳優でも役作りできなきゃ役はもらえないので、その点は実力主義なアメリカで演技をするプロ意識の高さはかなりのレベルだと言えますね〜。
クリスチャン・ベイル king of 役作り

クリスチャン・ベイルは役作りで激やせ&劇太りしたナンバーワンの存在じゃないでしょうか。死んでしまうんじゃないかってくらい激やせしたと思ったら今度は太って、そっからマッチョに戻って、次はこちらの太ったおじさん…と本当の姿ってどれ!?っていうくらいいろんな人に変身してます。
まるでバルーンのように太ったり痩せたり、ですね。
ということで、クリスチャン・ベイルの伝説の変身っぷりをみていきましょう!
映画『American Psycho』でパトリック・ベイトマンを演じたとき。
この時は人生で最も過酷なダイエットと本人がいうほどジムに通いまくって体を作ったのだそうです。

男性の場合は、こんな風にマッチョになりたいっていう理想的な体型だろうからこれは厳しいトレーニングも頑張れそう!
次は映画『マシニスト』でトレバー・レズニックを演じたとき。ベイル30歳。これは伝説となった骨だらけの激やせ姿ですね~。もう見てるだけで怖いというか…心配になります。体重28 kg減量して54 kgに減らしたんだそう。これは以前の3分の1の体重だったと言うからもう震えます。。

どうやってここまでガリガリになったかというと「水、リンゴ、ツナ缶、1日1杯のコーヒーとビタミン剤、時々ウイスキー」っていう約55〜260カロリーで4カ月以上過ごしたそうですよ!!これで生きていられたのが凄いです。
このガリガリの役「マシニスト」からたった6週間後、今度は「バットマンビギンズ」のスクリーンテストのために劇太りしなくてはいけなくなったベイルさん。そこでピザとアイスクリームを食べまくり84㎏の体を取り戻しました。ただ、残念なことにこれは太り過ぎだったらしく(笑)今度は炭水化物、カロリーをカットし、ランニングで、9㎏痩せたんだそう。

髭もスッキリ剃ってて顔がイケメンに戻ってる!
この次は映画『The Fighter』でボクサーから中毒者、トレーナーに転向したディッキー・エクランドになりきるために体重を約66㎏に絞りました。
10㎏って痩せても太っても見た目が全然違ったりするし、一般人だったら大騒ぎですが、クリスチャン・ベイルの場合は『あれ?今回10㎏なんだ?』みたいになってくるから怖い。

その3年後に、今度は映画『アメリカン・ハッスル』で1970年代の天才詐欺師アーヴィン・ローゼンフィールドを演じるためにチーズバーガー食べまくっておなかが風船のように真ん丸で貫録たっぷりに変貌しました。
この時は体重103㎏らしいので、37㎏増量したことになりますね。
こういう人イタリアとかにいそう…

こっからまた痩せる時は、以前より時間がかかって大変だったそう。20代なら2ヶ月で落とせたという体重が39歳とアラフォーになってたので半年以上かかったそうですよ~。
そして翌年、映画『エクソダス:神と王』でモーゼを演じてます。

クリスチャン・ベイルにとって食事ってなんなんでしょうか。
普通の人のように、これを食べたいから、とかこれ美味しそう!とかよりも役作りのために何食べよー!みたいになってそうです。
体を絞るときはワークアウトなんかもして健康になれそうですが、単に太る、単に痩せる、って場合は健康管理を気をつけないと病気になっちゃいそうです。
そして、これが最後、と言われてるバルーンおじさん姿がこちら。
今度は映画『バイス』の中で元米国副大統領のディック・チェイニーを演じるために18㎏の増量!
さすがに年齢も年齢なのでチーズバーガ―食べまくる!とはいかずにちゃんと栄養士をつけたんだそう。
そうしないと本気で病気になっちゃいますもんね。

これで歩いてたら絶対にクリスチャン・ベイルだとわからない。どこにでもいるおじさんって感じですね、おなかも。
ちなみに本物はこちら

めちゃくちゃ似てる…!気がする。
左の人が右の人を演じてるんですよー!なんか鼻の曲がり具合は(方向違うけど)にてるけど…
やっぱりすごいですね、ハリウッドスターって。

このときにベイルさんはさすがに体重の増減が年齢的にもしんどくなってきたー!と言ってたそうですが、もうここまでできたら十分ですよね。
というかここまでできる人この人くらいしかいないんじゃないのかな…。
ジャレッド・レト 30㎏増量

映画『アウトサイダー』でやくざを演じたジャレッド・レトも役作りのために体重を激増したことがある一人。
イケメンが太るとこうなるってサンプルですね。個人的には細マッチョは苦手だけど痩せたジャレッド・レトはまぁイケメンですね。
『チャプター27』でマーク・チャップマンを演じるために30㎏も増量した時の変貌ぶり。
さすがに短期間で30㎏増量って難しいので、なんと「アイスクリームとオリーブオイルとしょうゆをレンチンした」食事と言えない恐ろしいものを体内に入れてあっという間に太ったんだそうで…。
オエーってならなかったんだろうか…。
ただ、この時はあまりにも急激に増えた体重やらで撮影中に歩行困難になったそうです。
他にもコレステロール値の上昇やら、、でさすがにこんな体験はもう二度としたくないと思ったでしょうね。
ライアン・ゴズリング

最近じゃあ実写版映画『バービー』のケン役を演じるというライアン・ゴズリング。あぁ、ライアンならぴったりねって感じがしますが、この人はただひたすらセクシーでイケメンな印象が強いんですよね。
でも過去には役のために劇太りしたことがあります。
ただ、彼の場合はそれが悲劇になってしまったっていうのが他の俳優と違うところ。
なんとハーゲンダッツをレンチンして飲みまくり27㎏も増やしたのに、監督から「イメージが違う」と言われて役をもらえなかったんだとか。
劇太りした意味が全くなかったという悲惨な結末…。これはホントに笑えないですね。。。
マシュー・マコノヒー 22㎏増量

マシュー・マコノヒーも映画『Gold』で髪の毛が薄い子太りなおじさん役のために体重を22㎏も増やしたことがあります。
この人も相当なイケメンなので太っても面影はあるんだけどやっぱり印象が全然違う!どこかで見かけても気づかないでしょうね。
この時はピザやバーガーなどを食べて太り、6ヶ月かけて戻したんだそう。
ブラッドリー・クーパー 18㎏増量

映画『American Sniper』でクリス・カイル役を演じるために18㎏の増量をしたのはブラッドリー・クーパー。
スーパーモデルのイリーナ・シェイクと結婚&離婚してますがお似合いのイケメン&美女カップルでしたよね~。
彼の場合はファーストフードじゃなく、トレーナーをつけて1日5000キロカロリーのダイエットに挑んだんだそうで、筋肉を落とさないためにトレーニングを1日2回、プロテインバーを食べたりしてこんな体型になったそうです。
本気度がかなり一般人とは違うハリウッドセレブたちの役作り。こんなことができちゃうから一目置かれる存在になるんでしょうね~。みんなかっこいいです。
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