数年前から流行っているタイニーハウス。アメリカではこういったタイニーハウス以外にもいろんな形態の家があって面白いなと思います。新型コロナで大打撃を受けたアメリカで今後ますます流行るのではないかと思われるタイニーハウス。
タイニーハウスはもはや珍しくありませんが、アメリカではなんと十代の子供たちがデザインし建設したタイニーハウスがいくつかあります。
今回は、そんなティーンが建てたTiny Houseの中でもおそらく最年少だと思われる12歳の少女と少年のタイニーハウスを紹介します。
シシリー・コーベック

期間:1年半
費用:10,000ドル
広さ:128sqf
ロフト(クイーンサイズベッド)
キッチン
バスルーム
クローゼット(収納)
費用:10,000ドル
広さ:128sqf
ロフト(クイーンサイズベッド)
キッチン
バスルーム
クローゼット(収納)
なんと12歳でタイニーハウスを建てようと思ったのが少女シシリー・コーベックさん。
きっかけは学校卒業を控え、自ら企画したプロジェクトを提出しなければいけなくなったこと。
ネットでアイデアを探し始めたシシリーさんの目に留まったのがタイニーハウスだったのだとか。
そうはいっても普通12歳の女の子なら、自分で家を建てるなんて無理、とアイデア候補にもしないような気がしますが、シシリーさんはチャレンジしようと思い、両親に相談。
父親は船乗り&木工師、そして母親は学校の校長先生をしていたという環境もあり、両親は『why not!』といって快く賛成してくれたそうで、まずは間取りなどのデザインから始めることに。
デザインは何万通りというくらいいろいろ考えたのだそう。建築費は目標1500ドルで募金をスタートすると、その額はすぐに達成しました。
そして父親に手伝ってもらいながら2013年1月に建設がスタート。
ところが、途中で父親は交通事故で亡くなってしまいます。

ショックで建設は一時ストップ。母はシングルマザーで校長先生に。そしてシシリーさんは自分の父がコーチを務めていたソフトボールのチームメイトに励まされながらなんとか立ち直っていきました。
そして一家の長年の友人などいろいろな人が協力してくれて、ついにシシリーさんの家は完成しました。
かかった費用は全部で1万ドル(約107万円)そして期間は1年半でした。

自然に囲まれた素敵な家です。窓がたくさんついているので圧迫感を感じないですね。
キッチンはこちら。
収納棚がたくさんついているのが便利ですね。壁にカトラリーがディスプレイ収納されているのがオシャレ。
キッチンの上がロフトになっています。ここにも小窓がついているので朝は鳥を見ながら起きれそう。
収納棚が階段の役目をしているのも良いですね。私ははしごだとちょっと怖いなと思ってしまうので、こういう棚の階段の方が安定していて好きです。しかも白!笑
(pinterest)
動画でも紹介されています。
ルーク・ティル

期間:1年半
費用:1500ドル
広さ:89sqf
キッチン
リビング
ロフト
費用:1500ドル
広さ:89sqf
キッチン
リビング
ロフト
現在Youtuberとしても活躍しているルーク君がTINY HOUSEを建てることにしたのは12歳のとき。
きっかけは『夏休みに退屈だったから何かしたかった』ということで、YouTubeで観て興味を持っていたTINYHOUSEを作ることにしたのだそうです。
ルーク君の凄いところは、できるだけ費用をかけずに建築するため芝生を刈ることでお金を稼ぐなど〇〇するから〇〇してくれませんか、とお金の代わりに労働したところです。
募金を募って集めたお金、両親からの援助、それに加えて主に自分で働いて稼いだお金が建築費となったというからすごい小学生です。
配線やカーペットの敷き方、ドリルの使い方、などいろんなことを学ぶことができたというルーク君。これは子供の夏休みの体験にしてはレベルがかなり高いです。
電動ドリルなどの工具は、電気工であるルーク君の父が普段から使っていたことで、小さい頃から見慣れていてすぐに使えるようになったんだそうです。父から電気の配線なんかも教えてもらえたというのはラッキーですね。

(YouTube)
そうして1年半かけて建てたタイニーハウス。
このことが『Telegraph herald』の一面で記事になり、ルーク君は一晩で有名人となったのです。
このタイニーハウスを『homework center』と呼ぶルーク君は、その名の通り、ここで宿題をしたり、週に3日ほど寝泊まりしていたのだそう。
この家は高さ約3m奥行き3m幅1.7mほどの広さですが、ルーク君の家の裏庭に建てられたので、小さなガーデンスペースもあるし、家の前は芝生。自然が豊かな場所なので息苦しさが全くない感じがします。
ミニ玄関や雨避けもあって、普通の家が人間が住めるサイズのミニチュアになった感じですね。
ルーク君の影響で、13歳でこんな家を建ててしまうなら自分も…と思う人が増えたみたいです。
家の中のツアーはこの動画でルーク君が紹介しています。(6分13秒~)撮影は双子の兄(弟?)のようです。
ロフトで寝ているルーク君は夏の暑さをしのぐためにエアコンのフィルターを水で濡らし、窓につけることで窓から入る風を涼しくしているのだそう。
料理をするときは匂いや湯気を逃がすために隣についている窓を開けるそうで、いろんな工夫がされているタイニーハウスです。
ルーク君はこれだけでなく、双子の兄と一緒にキャンパーも作ってしまったようです。
狭い空間を無駄なく使う工夫や空気の循環も考えているところなんかは勉強になります。ルーク君は1軒目を建ててから、改善したいところに気づいたようなのでこれからまた新たに違うタイニーハウスを建てる予定なのかもしれません。
まとめ
12歳の少年や少女がレゴハウスじゃなく、人間が住めるTINYHOUSEを建設しているのにびっくりしますね。大人達の協力はもちろん必要だけど、設計デザインや測定するのはかなり大変だろうし、工具を使って実際に作るのはケガの危険もあるし、凄いです。男の子だけじゃなく女の子でも作ってしまう、こういうたくましさは自由なアメリカならではかもしれません。
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