子供が3歳くらいになると、習い事を考え始めるママは結構いるようで、私の住むアメリカでもお試しで何かを始めたという話をちょくちょく聞きます。まずは本人が興味があるものをやらせてあげたいと思うものですが、まだ本人もよくわかっていないとき習い事をさせた方が良いのか…迷いますよね。子供の可能性を広げてあげられるかもしれないと思うと私もいろいろ考えました。そこで他のママたちはどんな習い事をさせているのか、アメリカと日本でどう違うのか比較してみました。
何歳くらいから習い事をさせることが多いの?

情報サイト「いこーよ」の調査によると、日本では3歳くらいから子供に習い事をさせる親が半数となり、それ以降はどんどん増えていき、5歳と8歳で約8割が習い事をしているという結果になったそうです。
一方、アメリカは…あまりに広範囲すぎるので全米の平均とかはありません。あってもそんなにあてにならないと思います。実際には周りのアメリカ人の子供たちを見ていると、3歳くらいから少しずつ始める子が多いようです。
また、今私の娘は体操を習っていますが、この体操もアメリカではとても人気がある習い事です。この体操(ジムナスティック)は3~4歳くらいからなんとなく簡単なマットなどを始めさせる親が結構いて、私の場合は公園で出会ったアメリカ人のママからジムナスティックを勧められて検討していました。

彼女の娘は4歳でしたが、公園でもうんてい(アメリカではモンキーバーって言いますが)をすいすいとやっていて(当時私の娘は5歳で、うんていはまだ始めの2~3本くらいのレベル)そもそも体力的にも能力が高かったようですが、体操をこの時期に習うのは基礎がついて良いかもなと感じた記憶があります。
それでも当時、アイススケートを習わせ始めていたこともあり、まずは一つを集中的に…と思っていると、スケートに興味がなくなり、自分からジムナスティックをやりたいと言い出したのでした。
ということで、実際にママたちから聞いたり、いろいろな場所で見ていると、早い人たちは3歳くらいからバレエやダンス、ピアノなどを習わせているようで、習い事を始める年齢は日本とそれほど変わらないようです。
日本とアメリカ人気の習い事はどんな違いがある?

日本の場合は上記のサイト『いこーよ』によると以下が2019年の人気習い事ランキングだそう。
1.水泳
2.公文・塾
3.英語
4.ピアノ
5.体操
6.書道
7.サッカー
8.ダンス
9.そろばん
10.武道(柔道・剣道・空手)
でもだいたい順位が微妙に入れ替わったりする程度で毎年このような習い事が人気ランキングに入っているので、多くの人がこれらを検討しているようですね。
男の子の場合はやはりサッカーが人気のようですね。
日本だとコーチの質が良く武道のような精神面も鍛えられるというリベルタサッカースクール

他にも公文や英語はやはり不動の人気ですね。
日本で子供に英語を学ばせるなら、このRakuten ABCmouse



一方、アメリカではランキングはありませんが、人気の習い事は以下のようなものがあります。
- スイミング
- ジムナスティック(体操)
- バレエなどのダンス
- ピアノ
- 武道(マーシャルアーツ)
- 算数・英語の読解力を学ぶ、くもん教室
- 絵・クラフトなどアート教室
- サッカー
アメリカが日本よりいいなと感じるところ

実はこの習い事に関して、私が『アメリカっていいな』とすごく思うことがあります。
それは
学校が提供するアフタープログラムが充実している
こと。
要するに
学校が終わった後に学校に残って習い事ができるんです。
学校側がいくつかのアフタープログラムを用意していて、そこに先生が来てくれて教えてくれるため、移動せず学校でそのまま受けられるうえに費用も比較的安いのです。
だって習い事といえばお金がかかるものですよね。
特に私のようなシングルマザーにとっては習い事にかける余分な支出は結構痛い出費となります。
これだと、日本でもアメリカでも
となってしまうわけです。
学校外でのアクティビティーや習い事は子供の可能性や様々な能力アップのために重要な役割を果たしていることもあり、それができる家庭とできない家庭では子供の能力にかなり差がついてしまいます。
そのため、アメリカで多くの学校が提供する『アフタープログラム』は、費用も他に習いに行くよりかなり安くなっており、大助かりなのです。
ただ、人気があるため、すぐに申し込まないと定員に達してしまうこともよくあります。
バレエやアートなどの特別な習い事の他に、毎日夕方まで学校で時間外の授業を受けられるプログラムもあります。
アメリカでは子供は日本の様に子供だけで家に帰ることがなく、親が迎えに行くかバスで帰宅となります。
また、法律上、〇歳までは自宅に1人きりにさせてはいけない(州によって年齢が違う)ため、仕事が夕方まであって迎えに行けないという家庭は困ります。
そんな家庭のために毎日学校が終わってからも2~3時間余分に授業が受けられるプログラムがあるのです。
これはお金は当然習い事より多くかかりますが、働いている家庭にとってはお金を払えば学校で預かってもらえるので安心だしかなり助かるアフタープログラムです。

日本では、公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレンが「学校外教育バウチャー」事業として貧困世帯に習い事のバウチャーを配布していたりします。
それでもこういった活動は日本ではまだ一般的ではないですよね。
この点は、アメリカではアフタープログラムが一般的に組み込まれていて、子供にとって良い環境(親にとっても助かる)を作ってくれているので非常にありがたいです。
ちなみに私は近所で質も良く安いジムナスティックの場所を見つけたため(また学校ではジムナスティックの習い事はないので)このプログラムにはまだ参加はさせていませんが、来年検討しています。
一体どんな習い事ができる?

アフタープログラムの内容はその有無も内容も州や学校によって違いますので、それを調べておくのも大事かと思います。
今回は私の娘の通う学校での一例をあげてみます。
習い事例
チェス(80分 15週間)$205
バレエ
ドラマ(80分) $63/月
スペイン語(80分 15週間) $270
チャレンジアイランド(80分 14週)$210
放課後授業(2時45分~6時半まで 月~金)
月額$154~$284
まだ自分の子供たちが何に興味があるかわからないという場合でも、とりあえず、こういった学校が提供しているクラスを受けさせてみようということができるのでとても良いシステムです。
まとめ
日本とアメリカでは習い事をさせる時期も内容も大きくは変わりません。でも学校側が提供するプログラムの充実さは日本とは全く違っていて、この点は非常に良い環境だなと思います。c
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