もしもアメリカでコロナウィルスに感染したら医療費は?検査費用など調べてみた結果…

LIFE

3月1日の日曜日にアメリカでコロナウィルス患者の初の死亡者が出たというニュースが出て驚いていると、数時間後に2人目。そして翌日月曜日にはなんと一気に4人もの死者が出ていると報道されています。高齢者施設のお年寄りたちということで、施設内で一気に広まってしまったようですが、ここにきてアメリカでもパニックで衝動買いする人も増えています。ところでもしもコロナウィルスに感染して入院した場合医療費はどうなるのでしょうか。また感染していないかの検査費用はどのくらいかかるのでしょうか。

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3月2日新型コロナウィルスの感染状況

日曜の夕方、何気なく新型コロナウィルスのニュースを見ていたときに『アメリカで初の死者』の報道を見て『ついに来てしまったか…』と思っていると数時間後に『2人目の死者が出た』との報道が。

アメリカではライブ中継でコロナウィルスの感染状況を報道していますが、3月2日には新たな死者がワシントン州で4人も出てしまい、全部で6人となってしまっています。そのうち5人はシアトル近郊に住んでいてこの地域ではこれから患者数が一気に増える可能性が懸念されています。

この亡くなった患者さんたちは介護老人保健施設、ナーシングケア『Life Care Center of Kirkland』のお年寄りで、現在他の入居者たちも検査、観察中とのこと。

亡くなったのがお年寄りか基礎疾患のある人ばかりでしたが、ナーシングケア内で感染してしまったことで死者が一気に増えてしまったようです。

数日前までアメリカ国内の患者は5人と報道されていたのに、現時点で100人近くになっているとのこと。おそらく今週で患者数が急激に増えていくのではと思います。

3月2日夜の時点で感染者が確認されている州はこちらのサイトのマップによると


  • ワシントン州
  • オレゴン州
  • カリフォルニア州
  • アリゾナ州
  • ネブラスカ州
  • テキサス州
  • ウィスコンシン州
  • イリノイ州
  • フロリダ州
  • ニューヨーク州
  • ロードアイランド州
  • マサチューセッツ州

アメリカにもパニックが起きている

数週間前に日本で起きたことがアメリカで今起きています。

日用品など買い占める『panic buying』があちこちで起きているのです。

ちなみに私の住むテキサス州ではサンアントニオで患者が確認されていますが、ここは車で5~6時間の場所。それでも、近くの薬局やスーパーのハンドサニタイザーは全て売り切れ、マスクはもともと少ないためかなり前から品切れ。

そして、初の死者が報道された昨日から一夜明けた今日の夕方。『水を多めに買っておこう』と行ったCostcoに、いつもの月曜日とは全く違う混雑が。一番安い水は売り切れ、そして残っていた水を2ケース分買うと、その後数分で全ての水が売り切れました。

ついでにカードが使えず現金払いしかできない、という緊急のトラブルまで起きたためレジ付近で大行列に。

殺菌用のワイプ『Clorox』も売り切れ寸前でギリギリ購入できたほど、『消毒系や日用品』の棚だけ見事に空になっていました。

この事態に、各メディアも


『落ち着いて。アメリカからトイレットペーパーがなくなることはありません』

と反応。みんながパニックで衝動買いするから棚からなくなるだけで、ストックはあるとの報道。

ただ、、日本でも他国でも、会社を休む人が出たり、病院が患者を受け入れられなくなったりという影響もあるため、ストックがあっても運ぶ人がいなくなったりしないのか、なんて心配もあったりします。


新型コロナウィルスの検査費用は

患者の出ているサンアントニオでも、『self-quarantine 』が求められているケースがあるそうですが、医療費が異常に高いアメリカで検査費用はいくらかかるのかと調べると、


コロナウィルス検査の費用は無料

でした。

ただ、business insiderの記事によると、検査費はタダだけど、その他の費用がかかる可能性があるとのこと。

検査入院した場合の入院費やERに行った場合などの費用が負担になれば1000ドルとか2000ドルの請求がきます。これも入っている保険や、保険の加入有無によって変わります。

一例としてこの記事であげられているのが、マイアミ在住の男性のケース。中国に仕事で行っていた男性は帰国後にインフルエンザのような症状が出たため、病院で検査を受けることに。この時、彼の加入している保険会社からは、コロナウィルス検査する前にインフルエンザの検査を受けるように言われたそうです。

すると男性はインフルエンザであることがわかったのでコロナウィルスの検査は必要なくなりました。

ところが、後日病院への通院費になんと$3,270かかった請求がきたそうです。

また、記事内で、保険有り無しで各種の医療施設の利用や検査費用などの平均値も紹介されています。

検査も複数回行われたり、症状が出るまでの期間が長かったりなど、病院に行くタイミングやERを利用するかによってかなりの高額な医療費がかかってしまうとなると、検査に行くのをためらう人がいるのが現実。

そこで、NY州ではいち早く新型コロナウィルスに関する医療費は全て無料とするように保険会社に通達。

検査が無料でも通院で何千ドルもかかるとなったら、行く人が減り、感染が広がる可能性が高くなります。

アメリカ全州で直ちにそうすべきじゃないでしょうか。

実際に、カリフォルニア州で、検査費用に$3,918ドル請求されたケースもあったりして、みんなが

『なんで俺らが払うんだよ!!』

と政府に怒りの声を上げ始めています。

確かに新型コロナウィルスはもともと中国から始まった感染症で、世界中の国々で国家対策が取られ感染を食い止めようとしているところ。それなのに個人が費用負担するのは矛盾してる…。

これを機会にアメリカの医療制度自体も見直してほしいくらいですね。

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