2018~2019年くらいから芸能人で本格的にYouTubeに参入する人が増えています。去年までは、素人でも人気チャンネルを真似して継続するだけで稼ぐことができました。でも2018年から始まった収益化のルール、2020年から適応された新規則など、簡単に稼げる時代ではなくなっています。その中でも成長の早いチャンネル、爆発的に再生されているチャンネルなどの傾向から、これからYouTubeで稼ぐためには何をやるべきなのか、を見ていきたいと思います。
これからのYouTubeは素人でも稼げるのか

YouTubeのルール変更やアルゴリズムの変更は毎年なにかしらありました。市場の変化がめまぐるしいため、今活躍中のYouTuberでも「今後稼げなくなるかもしれない」という危機感は常に持っているのではないかと思います。
そして、YouTube動画を配信するクリエイターのレベルもどんどん上がっていることや、視聴者が動画を見慣れて目が肥えていることなどから、これから始める人たちにとってハードルが上がっているのは間違いありません。
昔は誰でも頭を使わなくても稼げた
今との比較のために数年前までのYouTubeの話をしたいと思います。今振り返ると、2018年の収益化ルールができるまでは、YouTubeで稼ぐのは本当に簡単でした。それこそどんな動画でも2,30動画も上げていけば、収益が発生したのです。
さらに著作権侵害のTV動画のアップでも稼げました。(私はしてませんが)
私は2015年の12月から始めたので、スタートは早くもなく、遅くもなくという時期じゃないかと思います。当時の日本のYouTubeは顔出しは絶対したくない、という人が大多数で、実際に顔出ししなくても文字だけの動画で稼げました。
私が初めて教わったYouTubeで稼ぐ方法がその『文字スクロール』という系の動画。正直そんな動画はやりたくなかったのですが、今思えば当時は時間的にそれくらいしかできなかったのと、それでYouTube慣れできたので自分には正解だったかもしれません。
もしもこの当時から自分がやりたかったジャンルの撮影系の動画を始めていれば、今はセミリタイヤしてたと思います。
2019年最も大きく稼いだYouTuberランキングを見たらわかるように、がっつり稼げるジャンルは
ゲーム実況とおもちゃです。
そして、この中で注目したいのが、ゲーム系は古株が多い(2012年開始)のに対しておもちゃ系は新米YouTuberであること。
2019年までは
おもちゃ系は爆発的に伸びやすいジャンルだった
んです。
ハッキリ言っておもちゃ系なら2012年から定期的に動画更新していれば生涯年収くらい稼いでいてもおかしくないです。
2015年くらいでも今年の収益化ルールまで4年あるので年収数千万とか稼いだ人も結構いるんじゃないでしょうか。
海外のYouTuberなら億レベルの人たちがザックザックいますね。。
要するに今までを考えると早い者勝ち!だった感があります。
でも2018年2月からそれまでなかったYouTubeの収益化ルールができ、登録者数1000人以上、視聴時間4000時間でやっと収益化の審査となりました。
そこまで頑張っても収益化の審査に通らない場合もありました。
ここで文字スクロール系は一気に死滅に向かっていきました。
芸能人がどんどん参入
それまでYouTubeに参入する芸能人たちは冷ややかにみられていたそうですが、今となってはYouTubeを始めたいという芸能人や有名人がたくさん参入してますね。知名度があるから有利、、といっても失敗する人もいます。
梅宮アンナさんのように動画4本で辞めた人を始め、板東英二さんは20本で辞め、小島よしおさんや極楽とんぼの山本さんは現在も不定期更新していますが、人気はありません。
逆に成功しているのは、
芸人ヒロシさん、キングコングの梶原さん、オリラジの中田敦彦さん、藤田ニコルさんなど。
この成功している有名人と失敗した有名人には明らかな差があります。成功者の共通点を見たら一目瞭然ですよね。
どんなジャンルが稼げる?
この答えは『自分の得意分野、好きなこと』だと思います。上記の成功している有名人に共通することは何か…
それは『自分の得意分野で配信』していることです。
そして、そこからブレていません。
ヒロシさん『ヒロシちゃんねる』というキャンプ動画
キングコング梶原さんは『カジサック KAJISAC 』というバラエティ動画
オリラジ中田さんは『中田敦彦のYouTube大学』という教育系動画
藤田ニコルさんは『藤田ニコル』というメイクやファッション系動画
それぞれイメージにも合っています。イメージになくてもその分野で秀でているなら良いとは思いますが。
私もYouTubeを始める時に『どんなジャンルが稼げるの?』と疑問に思ったことがあります。
でもこれは本当にくだらない疑問でした。
なぜなら、どの分野でも稼げるから。
ただ、そう疑問に思っている人が『稼げる』というのが『具体的にいくらを指しているのか』によってこの答えは変わってくると思います。
副業で月3万が希望→YouTubeで月5万→稼げた!
月100万稼いで独立したい→YouTubeで月5万→このジャンル稼げないじゃんか!
例えば、『おもちゃ系稼げるよ』『ゲーム系稼げるよ』と聞いて、自分が興味も知識もない分野だったら…。当然何事も勉強なので学べばいいというのも正解。私もコンサルを受けたとき『知らなきゃ学べばいい。』と言われ、そうしたのですが。
ただ…
ハッキリ言って苦痛で仕方なかった。
ですね。
始めに『自分の得意分野が稼げる』と書きましたが、私は自分が全く知らない分野で稼いだので、矛盾してるじゃんとなりますが、『ストレスたまっても継続できる』という人なら、大きく稼げるジャンルに挑戦すればよいと思います。
でも稼げるから、ときいて挑戦した、というレベルのモチベーションでは結局続かないと私は思います。
私の話をすると、私は当時『稼げる』と言われたジャンルに挑戦し、2018年7月に初めて月収100万円を超えました。そして2018年9月には月収193万円を稼ぎました。
顔出しではない動画で外注も使っていなかったので、全額利益です。
そして、このチャンネルのおかげでかなり勉強できて、知識がついたことは間違いありません。
興味のなかった分野でしたが、興味が湧きました。
が、ストレスが半端なかった
のも事実。
親子関係が悪化した
のも事実。
そんなこともあって、外注化を進めながら別ジャンルでチャンネル立上げをしようとリサーチを始めます。そしてこのチャンネルはもうやりたくない…となってしまったのです。
仕事でストレスが溜まると、私生活でも影響が出てしまいます。
でもYouTubeは継続することが大切。となると継続できないものは選ばない方が良いです。
じゃあ今後YouTubeで稼ぐにはどうしたらいいんでしょうか。
2020年、これからのYouTubeで稼ぐには

どんなチャンネルを立ち上げるべき?
これからのYouTubeはライバルのレベルが高いため、今までのように簡単には稼げません。成功しているYouTuberは『YouTubeめちゃくちゃ稼げるよ、やりなよ。そんな難しくないから』と言うかもしれませんが(極楽とんぼの山本さんもそういわれて始めたそうですね)、初心者にとってはハッキリ言って難しいと思います。同じ頑張りならブログよりはるかに稼げるチャンスがありますが、まず100本の動画を入れるまで継続できるか、収益化審査にたどり着けるか、ここまでで心折れる人は相当数いると思います。
頭をかなり使って企画を練ったりしなければいけないし。
そのためこれからYouTubeを立ち上げるのであれば
・自分が得意なジャンルを選ぶ
・他の人と差別化ができるような要素をもっているジャンルを選ぶ
まずは得意分野のジャンルから挑戦すべきです。
でないと絶対継続できません。
途中から外注化したとしても、リサーチしたりチャンネル管理するなど運営に携わらなければいけないので、好きでないと苦痛です。
お金はたくさん稼げる方が当然良いですが、人生の満足度からすると
月5万円稼ぎ、家族と幸せに暮らしている
月100万円稼ぐが、家族との時間なし、鬱気味ストレスマックス
なら前者の方が満足度が絶対高いです。
月5万じゃ足りないなら、別チャンネル立ち上げるか、別ビジネスを行えばいいんです。好きで継続できることは柱として残すべきだと私は思っています。
でも選択肢が知りたい
好きなことと言われてパッと思い浮かばない場合もあるかと思います。(私は趣味は多かったものの、やりたいものが浮かばず悩んだことがありました)例えば以下のようなジャンルがあります。
顔出しOKの場合
食べ物系…食べ歩き(スイーツ特化、韓国料理特化など)料理(魚を釣ってさばく素材仕入れから、オーガニック素材のみ、各国料理など)
収納系…(狭い部屋用収納、おしゃれ収納、安い収納など)
ヘア&メイク、…プチプラコスメ、物まねメイク、シミやアザ隠しメイクなど
ネイル&ファッション…ネイルは顔出しなしでも。
日常系…『モーニングルーティーン』シリーズ。『OLの緩い日常』『居酒屋での女子の話』『掃除の仕方』など
教育系…ビジネスについて語る、話し方など〇〇の仕方系
投資系…実演、ノウハウ
スポーツ系…やり方実演、実況など解説
歌ってみた、弾いてみた系
旅行系
顔出しNGの場合
動物系チャンネル…人気のある猫や犬の日常。音楽…楽器の弾き方、ピアノやギターなど
DIY…どんなものでもアリ
マンガ系…自分が描けるならチャレンジすべき!
LINE動画…今アツいです
Vtuber…外注しやすい反面企画が難しい
ASMR…流行ってます
どれを選んでも継続をしなければ意味はありません。
顔出ししない系は外注化がしやすいですが、例えば大流行した漫画系は参入する人が一気に増えて外注費が跳ね上がっています。また、外注さんを複数雇う場合は、系統を統一するのか、個性を出してもらうのか考える必要もあります。
LINE動画は流行っていて、私も外注化で立上げかけましたが、ネタの過激さ、ネガティブな内容が跳ねやすいことなどが嫌で辞めたジャンルです。興味あればやってみても良いのではないでしょうか。
ただ、ヘイト系が淘汰されたように、ネガティブなメッセージを発信するものは、運営する側もしんどいし、将来性はあまりないと私は思っています。
まとめ
2020年からYoutubeを始めていくなら、どんなジャンルが良いか、というのは、やっぱり『継続できる自分の好きなこと』が一番だと思っています。芸能人や有名人であっても、何を発信したいのかわからないチャンネルや更新が不定期、少ないだと人気は出ません。有名人といってもファンがどれだけいるのか、その人から何を期待するのかにもよるかもしれないですね。
ということで、有名人だから、素人だから、は関係なく自分の選んだジャンルで視聴者が求めるものを提供できるかどうかが大切になると思います。
収益を求めてギラギラしてるより、好きなことを発信し続けていたら人気が爆発した、というパターンの方が良いのではないでしょうか。
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